診療のご案内

家族外来の診療について

診療内容・特色について


<家族外来の必要性>

バセドウ病や橋本病は、ある程度遺伝が関係して起こりますので、家族(血縁者)ですでに罹っている人や、これから罹る人がいる場合が少なくありません。何人も罹っているという場合もあれば、自分しか罹っていないという場合もあり、遺伝的な要素が強いかどうかは人によってさまざまです。発病する時期もいろいろで、子どもがあとというばかりでなく、あとから親が罹ることもあります。 体に異常が出る前に診断して、早く治療を開始した方がいいに違いありませんが、誰がなりやすいか、いつごろなるかということを知る方法は現在のところありません。体質が似ているとか、発病してから生んだ子どもだからということは、病気になりやすいかどうかとは関係ありません。 バセドウ病も橋本病も、発病前に甲状腺が大きくなりますが、わずかな大きさの変化は、超音波よりも専門家の触診があてになります。またバセドウ病は、血液検査をすると、橋本病の診断に使われる反応(抗甲状腺抗体)が、病気になる前に陽性になることがよくあります。 甲状腺の病気は子どもや高齢の方が罹ることは少ないのですが、甲状腺ホルモンの過不足があると、お子さんは成長に影響することがありますし、高齢者は合併症を起こしやすいので、早く診断して治療することが必要です。しかし症状がほかの年齢の患者さんと違うことが多いので、診断に慣れていないと見逃したりほかの病気と間違われたりしがちです。

<外来開設までの経緯>

甲状腺専門の内科医は、小児と成人、それに患者さんのおなかにいる胎児を扱っていますが、知識はあっても直接扱えないのが新生児と乳児です。そのために同じ外来ですべての年齢に対応できる専門施設はありませんでした。2004年、本会の小児スクリーニング科の指導をされている東京女子医科大学東医療センター小児科の内分泌専門の杉原茂孝教授の賛同が得られ、小児内分泌専門の先生が加わることになり、胎児から高齢者まで家族が一緒に罹れるという類まれな「甲状腺家族外来」が実現しました。

<対象となる患者さん>

バセドウ病または橋本病と診断されている患者さんとその血縁の方が同時にかかることができます。同じ診察室で、百渓医師と岩間医師が一緒に診察します。当館クリニックにすでに通院されている方が優先されますが、空きがあれば新患の方も受診できます。

○百渓尚子(ももたになおこ)医師

 慶応義塾大学医学部卒業
 慶応大学医学部兼任講師
 甲状腺専門医 内分泌専門医 内科認定医


○岩間彩香(いわまさいか)医師

 東京女子医科大学卒業
 甲状腺専門 小児科専門医の資格もある

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